カラフルエッセイ  さかもっちゃんの知ったかぶりぶり

2019年3月23日 (土)

サバ缶でサバイバル

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 192~

海外へ旅に出かける時、私は必ずサバの缶詰、いわゆるサバ缶を1つ持っていきます。まぁ、ここまではよくある話。誰しも海外の旅先で、日本の味は恋しくなりますからね。

さて、ここからが(おそらく)私だけに特別の話。なぜなら、海外の旅先で、私はこのサバ缶を決して食べません。食べないまま、日本へ持ち帰ります。このサバ缶は、私にとって言わば「旅のお守り」のようなもの。

サバ缶を旅のお守りにするようになったのは、40年以上も前に読んだ「一切れのパン」という作品の影響から。確か、中学校の国語の教科書に載っていた短編小説です。作品自体はネット検索ですぐ出てきますので、詳細をお知りになりたい方はそちらを御覧いただくとして、私の記憶している限りで作品の概要を以下に書いてみます。

第二次大戦中、主人公の男が捕虜収容所に送られる貨車から逃げ出します。逃げ出す際、同乗のラビ(ユダヤ教の司祭)に、「(ユダヤ人である)あなたは一緒に逃げないで、このままルーマニア人として捕虜のままの方が生き残れます」と、貨車に残ることを勧めます。貨車に残ることにしたラビは別れ際に、お礼としてハンカチに包んだ「一切れのパン」を差し出しました。

その時のラビの言葉は、今でも私の心の奥に深く刻まれています。少し長くなりますが、ここは原文のまま引用させて下さい。(以下、「一切れのパン」 F・ムンテヤーヌ著 / 直野 敦訳から引用)

「あなたに一つだけ忠告しておきましょう。そのパンは直ぐに食べず、できるだけ長く保存するようになさい。パン一切れ持っていると思うと、ずっと我慢強くなるもんです。まだこの先、あなたはどこで食べ物にありつけるか分らないんだから。そして、ハンカチに包んだまま持っていなさい。その方が食べようという誘惑に駆られなくてすむ。私も今まで、そうやって持って来たのです」

逃げる途中、主人公は体力の限界と空腹による飢えから何度もそのパンを食べようとしますが、その度、ラビの忠告を思い出し我慢し続けました。そして、遂に、安全な我が家まで逃げてから包みを開けてみると、中から出てきたのはパンではなく、「一片の木切れ」でした。

「一切れのパン」のような希望があると人間は強くなれるんだ、と、中学生だった私は強く思いました。それから幾星霜。そう、冒頭のサバ缶は、私にとって、まさにこの「一切れのパン」なのです。

海外には、日本のようなコンビニがあちこちにあるわけではありません。そのため、時には空腹のまま一晩を過ごさざるを得ない日もあります。そんな時はサバ缶の出番。サバ缶のような希望があると人間は強くなれます。

サバ缶でサバイバル!

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2019年2月24日 (日)

亥年にブタを想う

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 191

遅ればせながらですが、今年2019年は亥年。日本では十二支の「亥」といえばイノシシですが、中国ではブタを指します。十二支が中国から日本へ伝来した当時、未開の地だった日本にはまだ食用の家畜ブタが存在しなかったため、ブタの代わりに野生のイノシシを当てはめたことに由来します。

ブタ(学名 Sus scrofa domesticus)は生物分類学的には偶蹄目イノシシ科の動物で、原種であるイノシシ(学名Sus scrofa)を飼い馴らし家畜化したもの。学名に示されているように、生物学的にはまったく同じ種となります。

イノシシは雑食性で何でも良く食べ、しかも肉が美味しかったことから、農耕定住民により早くから家畜化されました。その家畜化の過程で、野生イノシシは文字通りキバを抜かれ、脂肪でぶよぶよに太った家畜ブタに成り下がってしまった次第。

ブタの原種であるイノシシは、東京近郊でもその野生の姿を比較的簡単に見かけることが出来ます。東京都西部の多摩地域や埼玉県の秩父地域には野生イノシシが多数生息していますし、ブタもイノシシも日本中どこでも見かけることが出来ます。実は、ブタとイノシシのように、家畜とその原種の両方を簡単に見ることが出来る動物はそれほど多くはありません。

ブタと同じく古くから家畜化されたニワトリやウシ・ウマですが、日本でその原種を見かけることはほとんどありません。これらの原種を御存知の方は少ないのではないでしょうか。

ニワトリの原種セキショクヤケイ(赤色野鶏)は東南アジアの山奥にしか生息していませんし、ウシやウマの原種は既に絶滅してしまいました。イヌやネコの原種も同様、中々見られませんよね。その意味で、家畜とその原種の両方を簡単に見ることが出来るイノシシとブタは特別な存在で、日本人にとって非常に身近なわけです。

さて、こんなブタとイノシシですが、ブタを野に放った場合、数世代後にはイノシシに戻ってしまうというのは意外と知られていません。先ほど、イノシシは「家畜化の過程で、野生イノシシは文字通りキバを抜かれ、脂肪でぶよぶよに太った家畜ブタに成り下がってしまいました」と書きましたが、驚くべきことに、なんと、家畜化の逆のパターン、すなわちブタからイノシシへの先祖返りも可能なんです。

ブタが野生化すると全身に剛毛が生え、キバが伸び始めて見た目がイノシシと同じようになります。食事もイノシシと同様、土の中にいる虫や植物の根っこを食べるようになります。環境の変化に応じて先祖返りし、見事に適応し生き残るブタ。こんな素晴らしい柔軟性と適応力に富んだ家畜、ブタの他にはいません。

ウマやウシ、ニワトリなどは人間の世話が無いと生きながらえることが出来ません。完全に家畜に成り下がってしまったのです。まさに「社畜」のよう。イヌやネコにしても、数世代後にオオカミやリビアヤマネコに先祖返りして野生で生き残る訳ではありません。ブタ以外の家畜は、人間あっての命なのです。

そんなワイルドなイメージを、まるまると太ったブタからは全く想像できないかも知れません。でも、ジブリ映画「紅の豚」のハードボイルドな主人公で飛行艇乗りのポルコ・ロッソこそが、まさに、そんなワイルドなブタのイメージにぴったりかと。

そのポルコの名セリフに、「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」があります。この言葉通り、確かにブタは飛べません。でも、イノシシに先祖返りしてまで環境に適応して生き残りをかけるブタは、飛ばなくても決して「ただの豚」なんかじゃありません。

今年2019年 亥年、年男の私はブタからイノシシに変化します。「イノシシになれねえ豚は、ただの豚だ」を心に刻みながら。

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2018年12月24日 (月)

個人名刺づくり

~ さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 189 ~

最近、勤め先の名刺の他に、プライベート名刺を作ることにしました。いわゆる個人名刺ってやつです。

これまでも、文字通り手作りで私の個人名刺を作ったことはありました。ただ、かなりの独りよがりで作りましたので、自己紹介のためと称して自分の好きなものや趣味をズラズラと羅列しただけのお粗末なもの。「相手の記憶に残る名刺」と言うよりは、「相手の記録に残してもらうための名刺」に過ぎませんでした。

そこで今回は一念発起。知り合いのデザイナーの方から個人名刺のカウンセリングを受けることに。当初は名刺デザインを工夫する程度の軽~い気持ちでしたが、デザイナーさんと一緒に話し合う中で意外な発見と驚きがありました。

それは、このデザイナーさんの名刺カウンセリングの進め方。ただ単に私好みの名刺デザインを話すだけではなく、私が子供の頃に遊んだことや好きだったことから聞き始めたのです。

生まれ故郷への愛着から両親・祖父母や兄弟の思い出などなど、懐かしい想いがどんどん引き出されていきます。それらをせっせとメモするデザイナーさん。

やがて、テーマは仕事の話に移り、その仕事を選んだ理由や想い、仕事に対する姿勢などが次々とメモ欄に。将来、どうしたいか? どうありたいか? 更にその先には…

自分の想いやミッションがだんだんカタチになってくると、自分がやりたいことやビジョンのイメージがどんどん見える化して具体的になってくる不思議。ぼんやりとしたことが明確になり、これからやりたいことがしっかり固まってきます。これは、まさに「人生のデザイン」。

気が付けば、そのデザイナーさんとの打ち合わせは合計5回10時間ほどに達しました。おそらく彼は、私について、私自身と私の家族に次いで最もよく知る他人の1人でしょう。デザイナーさんの仕事は名刺の図案作成や配色だけではありませんでした。もっともっと広い意味での「デザイン」の大切さを学びました。

さて、ようやく出来上がった個人名刺。そこには私の過去・現在・未来に対する想いと希望が詰まっています。これからミッションを形にして、ビジョン達成へ向かっていけそうです。

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2018年11月21日 (水)

故郷 津軽のラーメン

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 188~

寒さが増すとともに、ラーメンが恋しい季節になりました。日本各地にご当地ラーメンと呼ばれるものがありますが、我がふるさと青森にも「津軽ラーメン」があります。

博多ラーメンや喜多方ラーメンのように全国レベルで有名なラーメンではありませんが、地元 津軽の人々に愛されしっかりと定着しています。ちなみに、私は青森へ帰省の際、必ず3杯以上食べるのが津軽ラーメン。

津軽ラーメンの最大の特徴は、独特の「焼き干し」ダシを使った醤油ベースのスープ。津軽の「焼き干し」とは、陸奥湾で獲れたカタクチイワシやウルメイワシの小魚を炭火で焼いて天日で乾燥させたものですが、とっても手間ひまがかかります。そのため今では超高級品扱い。「焼き干し」の市場流通価格は、「煮干し」のなんと10倍もするんだとか。こんな昔ながらの「焼き干し」を1杯500円程度の津軽ラーメンに使い続けるのは経済的にかなり厳しいはずですが、これも津軽人の「ジョッパリ」(強情っぱり)精神らしいです。

私を含めて、青森の人々はこんな手間ひまかけた焼き干しダシがたまらなく好き。多くの店では、焼き干しダシの「酸味、苦味、臭み」を独特の風味としてセールスポイントにしているくらいです。津軽人にとっては、この「酸味、苦味、臭み」こそがラーメンなのです。

以上のように、津軽名物 「焼き干しラーメン」は青森県民のソウルフードなのですが、ここに1つ大きな落とし穴があります。

それは、スープが濃厚ドロドロで飲み干すと塩分摂取過多なこと。こんな津軽ラーメンをラーメン好きな津軽の人は、年間に数十杯と食べ、そしてスープも飲み干してしまいます。そんなラーメン好きが「日本一の短命県 青森」の要因の1つとなっているのは想像に難くありません。決してラーメン自体がカラダに悪い訳ではありませんが、食べ過ぎればそこには塩分摂取過多による高血圧や腎疾患、胃がんなどの病気が待ってます。

さて、話は変わりますが、中国では誕生日に麺を食べる習慣があります。これは「長寿麺」と呼ばれ、長~い麺に長寿祈願を重ね合わせたもの。同じような習慣は日本の一部地域にも残っていますが、ここでの麺類は長生きの象徴。

一方、津軽ラーメンも立派な麺類ですが、長寿どころか、食べ過ぎれば塩分過多で短命へ真っ逆さま。同じ麺類なのに長寿と短命の両極端に分かれるのは、何という皮肉でしょう。

厚生労働省が公開している都道府県別生命表によりますと、青森県男性の平均寿命は77.28歳とダントツの短命で、1975年からずっと全国最下位。私も青森生まれの男として「短命日本一」を背負ってます。

でも、私は敢えて言いたい、「今後も私は濃厚ドロドロの津軽ラーメン食べ続けて、太く短く生きる」と。

そして、付け加えたい、「津軽ラーメン食べられないくらいなら、早死にしてもいい」と。

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2018年10月21日 (日)

運動は素敵だ

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 187~

私、最近、トレーニングジムにはまっています。実は、高校時代を最後に運動から遠く離れていた私ですが、本格的な運動を再開したのは、なんと、ほぼ40年ぶり。

その動機はこの夏のこと、ある、やむなき事情から。定期健康診断の後に、医師から告げられた言葉を忘れることが出来ません。

「あなたの内臓脂肪は明らかに増え過ぎです。このままだと膝や腰に負担がかかるだけでなく、食道や他の内臓をも圧迫しています。内臓脂肪を何とかしなければ早死にしますよ!」。

まだまだ死ぬ訳にはいかない私は、これまでの堕落し切った生活を心から悔い改めることにしました。そんな私が向かったのは自宅近くのトレーニングジム。以前からジム通いを続けていた妻が、強く勧めてくれたジムです。

そこから、私のジム通いが始まりました。最高気温が35度を超えた猛暑日も、台風が襲来した暴風雨の日も、1週間に平均3回のペースを守り続けました。1回当たりほぼ2時間。典型的な2時間の過ごし方は以下のような感じ。

まずは、ストレッチしながら雑談
→ 筋トレを40分ほどかけて、ひと通り
→ 休憩
→ 有酸素運動たっぷりと連続40分間
→ 休憩
→ 雑談しながらストレッチ
→ 露天風呂でマッタリ
→ 休憩室で寛ぎながら雑談

こんなジム通い開始から、はや3カ月。当初は内臓脂肪を減らすため医師からの脅迫からイヤイヤ始めた運動ですが、このところ劇的な変化が見られ始めました。体脂肪がかなり減り、筋肉量が劇的に増えたのです。

期待通りに身体は変化し続けていますが、想定外だったのは、他にも思わぬ変化と予想外の新たな発見があったこと。

1 .さんざん悩まされた肩こりがほぼ無くなりました

2. 運動後の爽快感がたまらなく好きになり、こんな状況を与えてくれた医師と妻に「ありがとう」との感謝の気持ちが自然に湧き上がってきました

3. 運動中は集中して身体のことだけを考えるため、仕事などのストレスが減り、「人生なんとかなる」との気持ちが強くなりました

4. その結果、行動や考え方が前向きになり、「何でもやってみよう」との強い意欲が湧き出てきました

5. 以上のような身体と心の変化を感じる中で、「ありのままの自分」を肯定的に捉えられるようになりました

身体だけでなく心にも効く運動。老後の楽しみがまた1つ増えました。

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2018年9月24日 (月)

JR一筆書きの旅

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 186~

JR有楽町駅から東京駅までの運賃140円だけで、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を制覇しちゃいました。非合法なキセル乗車なんかじゃありませんよ。JRの駅員さんにも堂々と申告出来る合法的な方法で、です。

有楽町駅から東京駅は山手線でわずか2分、運賃140円ですが、「大回り」という乗り方があります。経路が重複せず、一筆書きの経路であれば、同じ値段(140円)で「大回り」して何時間でも電車に乗れるのです。こんな乗り方をモノ好きな人たちは「JR一筆書きの旅」と呼びます。

「JR一筆書きの旅」は、実際に乗る経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車できるという、ルールを逆手にとった遊び方。まぁ、たった1駅を移動するために遠回りに挑む、究極のヒマ潰し(← 我が妻の言葉)とも言いますが…。

さて、今回の「JR一筆書きの旅」ですが、モノ好きな仲間2人とともに、有楽町発14時30分から東京着18時30分までの約4時間の長旅にチャレンジしました。経路は以下の通り。

有楽町 → (山手線) → 新橋 → (東海道線) → 川崎 → (南武線) → 府中本町 → (武蔵野線) → 南船橋 → (京葉線) → 東京

最も大変だったのは、府中本町から南船橋までの武蔵野線区間。この区間の乗車時間は1時間30分と最長。そのため、座り続けて腰が痛くなってしまいました。幸い、仲間3人の旅でしたので、次回の旅企画などを語り合いながら気分を紛らわすことが出来たのが救いでしたが。言い換えれば、腰痛との闘いこそが「JR一筆書きの旅」の一番の醍醐味でもありました。

一方で、この武蔵野線での1時間30分の間、とても興味深い発見がありました。それは、乗車客で混みあう区間が見事にバラついていたこと。通常、都心から郊外へ向かう電車では、郊外になるに連れて段々電車は空いてきます。ところが武蔵野線ではそれがありません。

始発の府中本町ではガラガラだった電車が西国分寺でほぼ満員状態となり、新秋津や北朝霞にかけて段々ガラガラに。そして、武蔵浦和や南浦和で再び満員状態となり、南流山や新松戸にかけてガラガラに。最後は西船橋で3度目の満員状態。まるで呼吸しているかようにリズム感あふれる武蔵野線でした。

そして、もう1つの楽しみ。それは乗り換え駅でのエキナカ巡り。私は駅構内のエキナカ巡りが大好きで、今回も大いに期待していました。ところが、実際は失望の繰り返し。

東海道線から南武線に乗り換えた川崎駅構内だけは期待通りの立派なエキナカに驚きましたが、その後の府中本町や南船橋ではガッカリの連続。人は立ち食い蕎麦だけでは生きられません。甘いスイーツ系も必要です。エキナカが有名な立川や西国分寺でも降車するような工夫が必要だったかも知れません。

最後に、次回の目標で締めます。次は、同じ140円で、もっと大回りして関東1都6県の完全制覇を目指します。今回の1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)に加えて、北関東の3県、群馬、栃木、茨城を回ってみようかと計画中。当然、もっともっとローカル色が強くなりますから、乗り換え時間が長くなるなどして、おそらく3倍以上の時間を要するはずです。

究極のヒマ潰し(← 我が妻の言葉)への挑戦、まだまだ続けます。

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2018年8月20日 (月)

UBER(ウーバー)乗車体験記

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 185~

先日の米国出張時、初めてUBER(ウーバー)を利用してみました。UBERとは「一般個人が自家用車を運転するタクシー」のようなもの。日本では「白タク」扱いで法律違反ですが、米国をはじめ日本以外の多くの国々では、シェアリングエコノミーの1つとして爆発的に普及・発展しているサービスです。

UBER乗車の感想ですが、結論を先に言うと、タクシーよりはるかに便利で使い易いサービスでした。事前にすべき準備は以下の2つだけ。

1. スマホにUBERアプリをインストールします
2. アカウントを作成し、自分の顔写真やクレジットカードを登録

さあ、いよいよ出張先の米国でUBERを使います。

1. アプリを立ち上げると、自分の今いる場所が地図上に表示されます

2.行き先を入力します(行き先の事前登録も可能です)

3. 自分が今いる場所周辺を走っている車がすべて表示されます。それぞれの車種と料金の目安、ドライバーの名前と顔写真が表示されますので、その中から気に入った車を選択します

4. 乗りたい車を決めたら、その車をポチッと押します

5. すると、選ばれたその車が、自分の今いる場所を目指して走って近づいてくるのが、リアルタイムで地図上に表示されます

6. 自分の今いるところに、その車が到着します

7. 乗車したら、行き先は既にアプリ上で伝わっているため、改めて言葉で伝える必要はありません。さらに、アプリ上で決済が行われるため、料金を支払う必要もありません

8. 目的地に到着したら、あとは降りるだけ。チップも不要

9.降りた後に、サービスを5段階評価し、入力します

10.領収書はアカウントに登録したメールアドレスに送付されてきます。また、自分のアカウントページからダウンロードすることも出来ます

いかがでしょう? たった、これだけ。あっという間に車がお迎えに来て、行き先を告げることも無しで、支払いまですべてアプリ上で完了。快適なこと、この上なし。

ところで気になるお値段ですが、これがなんと、タクシーに比べてはるかに安いのです。その理由は、フツーの人が既に持っている自家用車でサービスを提供していることから固定費が不要な上に、UBERアプリが顧客と運転手の間を簡単に取り持ってくれるため、タクシー会社に比べて運用コストが圧倒的に安いことにあります。

以上のように便利なことだらけのUBERですが、冒頭に述べた通り、日本では「白タク」扱いで法律違反となります。この便利さでUBERが米国並みに日本でも使えるようになったら、おそらくタクシーからUBERに客は流れてしまうことでしょう。そうなったら、既存のタクシー会社は潰れてしまいます。実際、米国では既に多くのタクシー会社が消えつつあるようです。

これまで、UBERやシェアリングエコノミーのことを、テレビや新聞を通して頭では知ってはいましたが、今1つピンと来ませんでした。それが今回、UBERを実際に使ってみて、その圧倒的な便利さに感動さえ覚えた次第です。

UBERのような新技術がシェアリングエコノミーを促し、生活コストを劇的に下げ、既得権に守られた産業や常識を根底から破壊してしまうことでしょう。ひょっとしたら、私たちは、今、本当に新しい時代の入り口に立っているのかも知れませんね。

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2018年7月19日 (木)

真夏の夜、土の中から這い出す生き物を喰らう

~ さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 184 ~

ちょうど今頃、暑い真夏の夜、土の中からモゾモゾ這い出してくる謎の生き物がいます。まるでB級ホラー映画に登場するゾンビのようですが、その正体はセミの幼虫。

土の中で数年を過ごしたセミの幼虫は、夏の夜に土中から出て来て羽化し、成虫となります。とっても長~い幼虫の期間に比べ、なんとも短い成虫の期間。たった数週間で恋して結婚して子孫を残さなければなりません。

セミの成虫は交尾して卵を産んだら役割完了。そう、繁殖だけがオトナの仕事。なんて忙しく儚い成虫の命でしょう。恋せよ、成虫。

さて、暑い夏の夜、「やっとオトナになって恋が出来るぞ!」と張り切って土の中から出てきた幼虫をオトナになる前に喰らっちゃう人々がいます。いわゆる「セミ喰い」。

古来から、少なからぬ有名人がセミ喰いでした。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「セミは味わい きわめて甘美なり」とセミ幼虫の美味しさを讃える言葉を残しています。アリストテレスは生物学者でもありましたから、彼の言葉には強い説得力がありますね。

また、ファーブル昆虫記で有名なファーブルもセミ幼虫を食べてます。オリーブオイル、塩、玉ねぎなどでソテーして食べたセミ幼虫を、「エビのような味」と記しています。さすがグルメの国 フランスで生まれ育ったファーブルです。

実は、何を隠そう、不肖私もセミ喰いの1人。アリストテレスやファーブルのように、後世に名を残す訳ではありませんが、真夏の夜、土の中から這い出す生き物を喰らってます。

私のセミ喰い方法は、チョコレートでコーティングしたセミチョコ。土の中から出たばかりのセミ幼虫を、再び、黒いチョコレートの中へ封じ込めます。チョコに包まれたセミの味わいはとってもビター&スイート、そして確かな歯ごたえ。

夏の夜、アリストテレスやファーブルも愛したセミ喰いを、あなたもいかがでしょう。

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2018年6月18日 (月)

無料&癒しの集中思考創造空間

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 183~

仕事で頭が煮詰まった時など、いったん仕事の手を休め、思い切って外に出ることにしてます。人によってはこんな外出を「オサボリ」とも呼ぶようですが、私の場合は仕事を決してサボるのではなく、忙しい仕事の間に静かに集中し瞑想・発想に更けるのが目的です。

そんな瞑想・沈思黙考にかなうような場所の条件は、職場から徒歩10分程度で、無料(タダ)で、静かで、快適で、座ってゆっくり寛げる空間であること。

例えば、高級ホテルのロビーのようなところはこれらの条件にピッタリと合いますが、ホテル従業員に常に監視されているようで落ち着いて集中出来ませんし、お宝空間を発掘する面白みもありません。

さて、お待たせ致しました。私がオススメする「東京都心の無料&癒しオサボリ場所 ベスト20」…、もとい、「東京都心 無料で寛げる集中思考創造空間 ベスト20」を紹介しましょう。

1. 新丸ビル7階の「丸の内ハウスのテラス」。東京駅の赤レンガ駅舎を一望しながら寛ぐことが出来ます。

2. 新丸ビル3階の「行幸通り側に面したソファスペース」。吹き抜けで天井が高く、緑あふれる憩いの場。ソファに座りながらゆったり出来ます。

3. 新ビル2階の「仲通りに面した小さな隠れスペース」。ソファが3人分しかありませんが、その分、とっても静かで隠れ家のようなスペースを味わえます。

4. 丸ビル5階の「空中庭園」。大きな木が植えられており天井も高いため、抜群の吹き抜け感が心地よい場所。東京駅の赤レンガ駅舎を一望しながら寛ぐことが出来ます。

5. 丸ビル2階「1階の催事広場MaruCube を見下ろすテラス」。あまり知られてない隠れ家のようなスペース。そのため人通りもほとんどありません。

6. 丸の内オアゾ1階の「OO広場(おお広場)」。壁にはピカソの名作「ゲルニカ」原寸大複製陶板壁画が飾られており、雨の日にオススメの場所です。

7. KITTE 2階・3階の「東京大学総合研究博物館 インターメディアテク」。大型動物の骨格標本や剥製、鉱物のコレクションに囲まれて沈思黙考すれば、気分はすっかりインディジョーンズ。

8. KITTE 6階の「屋上庭園KITTEガーデン」。東京駅の駅前広場を吹き渡るそよ風にしばしの寛ぎ。

9. 丸の内ブリックスクエアの「一号館広場」。丸の内パークビルディングと三菱一号館美術館に囲まれた緑いっぱい中庭は見事。

10. 明治生命館1階のラウンジ。重要文化財のラウンジは天井も高く重厚にして荘厳。

11. 東京国際フォーラムのガラス棟の地下ロビー。「バブルの遺物」として、東京都のお荷物施設の1つとも揶揄されますが、地下とは思えない自然光がたっぷりの素敵空間。太田道灌にも会えます。

12. 東京交通会館3階の「木のテラス」。ここは鉄ちゃんの聖地です。走行中の東海道新幹線を同じ目線の高さで間近にみることができます。

13. 有楽町イトシア地下入り口のベンチ。江戸時代に南町奉行所があった場所。江戸時代の石垣から作ったベンチや木樋から作ったベンチで寛げば、気分は大岡越前。

14. Ginza Six(銀座シックス)の屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」。森林ゾーン、水盤ゾーン、芝生ゾーンなどからなる見どころ満載の癒しスポット。銀座のド真ん中でのんびり自然と親しむことが出来ます。

15. 銀座三越9階の「屋上庭園」。出世地蔵尊もあるため、ここで寛ぎながら仕事すれば出世も間違いなし!(とは限りません)

16. ミッドタウン日比谷 6階の「屋上テラス」。緑いっぱいのテラスからは日比谷公園や皇居が見渡すことが出来ます。そよ風がとっても爽やかな居心地のよい空間。

17. 日本工業倶楽部会館の1階「三菱UFJ信託銀行 信託博物館」。東京駅前のこんな一等地に、こんなガラガラの博物館が存在するなんて、スペースの無駄使いと思ってはいけません。ピーターラビットにも会えます。

18. 三井住友銀行東館2階の「金融ミュージアム」。いつもガラガラの博物館。その分、ゆっくり寛げます。

19. 大手門近くの「ホトリア広場」。皇居外苑濠に隣接する約3,000m2もの緑地広場。皇居外苑濠の豊かな自然と歴史的景観を楽しみながら集中出来ます。

20. 大手町の森「OOTEMORI オーテモリ」。都心に作った本物の森。暑い夏のランチ時、ここの緑陰は最高です。

以上の集中思考創造空間はすべて、無料(タダ)で、静かで、快適で、座ってゆっくり寛げる空間です。さて、賢明な読者の皆様はもう既にお気づきかもしれませんが、もう1つだけ素晴らしい共通点があります。

それは、これらの場所がすべて地下通路でつながっていること。つまり、大雨や強風の日でも、フラッと手ぶらで簡単に移動できるのです。

こんなことばかり書いていると、なにやら私は職場を抜け出してオサボリばかりしているサボリーマンの典型みたいに思われそうです。でも、考え事に集中したい時や気分転換したい時など、上記のようなお気に入りの「オサボリ場所」、もとい、「集中思考創造空間」を複数持っていることは、とても重要なことだと考えています。

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2018年5月20日 (日)

料理教室

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 182~

私、最近、料理教室にハマってます。

もともと研究者のハシクレだった私にとって、料理は科学実験のようなもの。手を動かすのはそれほど苦になりません。科学実験成功の秘訣は、仮説設定とそれを証明するための段取りと下ごしらえ。これは料理と実験に共通する考え方です。

料理の最終イメージをしっかりと思い描き、そのイメージを実現するために段取りと下ごしらえする。レシピにしたがって材料を揃え、適切に下ごしらえさえすれば、あとは手順通り調理するだけ。ほぼ成功は保証されます。

もちろん、どんなに万全に準備しても、時として料理を失敗することもあります。そんな時は、科学実験と同様、失敗の考察が大事。

科学実験ではiPS 細胞のように失敗から大きな新しい発見につながることがありますが、料理の失敗も同様です。肉じゃがはビーフシチューの失敗から生まれたとか。

さて、そんな料理教室で、私が特に好きな料理を2つほど紹介させて下さい。

まずはメインディッシュから。

1. 天ぷら粉を水で溶き、少しもったりするくらいにしておきましょう。

2. タマネギはなるべく薄切りに、ニンジンは細切りにカットし、天ぷらの衣と混ぜます。

3. アブラゼミ成虫を丸ごと1匹、天ぷらの衣と混ぜます。そして丸ごと揚げます。

4. タイワンツチイナゴを丸ごと1匹、天ぷらの衣と混ぜます。そして丸ごと揚げます。

5. カイコ、コオロギ、ミールワームにタマネギとニンジンを天ぷらの衣と混ぜて、かき揚げを作ります。

6. 次にタレを作ります。ハチの子を発酵させて作った蜂の子醤油とみりん、砂糖、料理酒を混ぜて弱火にかけ、2分ほど温めます。

7. 丼に御飯、天ぷらを乗せてタレをかけたら、「昆虫天丼」の完成です。

次はデザート。

1. ツムギアリとタガメを下茹でし、アリはザルで水気を切ります。

2. タガメを解体して、柔らかい肉を集めます。

3. ボウルに寒天とアリ、解体したタガメの肉を混ぜましょう。

4. リンゴ、キウイフルーツは一口サイズに切って、寒天とツムギアリの中に混ぜます。

5. クロスズメバチをミルサーで粉末状にし、粒あんと混ぜます。セミ幼虫は、溶かした砂糖と絡めてキャラメリゼ状態にしておきましょう。

6. 白玉を茹でて、そろそろ盛り付けの準備です。アイスが溶け出す心配があるので、盛り付ける時間を見計らいましょう。

7. アリ寒天、あんこ、アイス、ホイップクリームの順にのせます。

8. その上に、セミ幼虫を1匹、イナゴ3匹、バナナとサクランボをのせます。

9. 最後にアイス付近に黒蜜をかけたら、「虫あんみつ」の出来上がりです。

「虫天丼」に「虫あんみつ」。そう、私が最近ハマっているのは昆虫料理教室。はい、ムシの料理です。蒸し料理ではありませんよ。

冒頭で、料理は科学実験のようなものと述べましたが、色鮮やかな昆虫たちを解体し調理するのはまさに科学実験そのものなのなんです。ワクワクしながら楽しむ昆虫料理作り。

ところで、昆虫料理が科学実験と大きく違うところは、昆虫料理では大きな失敗をすることが無いこと。そもそも誰も「これこそが正統派の昆虫料理!」って言うイメージを持っていませんからね。これも昆虫料理の素晴らしいところ。

創意工夫あふれる昆虫料理、アナタもいかがでしょ?

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