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2019年1月24日 (木)

頭に浮かんだアイデアをメモするか

~ おさむの鳥の目 226

一般に、頭に浮かんだアイデアはすぐにメモするのがよいと推奨されているように私は考えています。しかし、これは私の思い込みであって、それが正しいかどうかは分かりません。

一般論は別にして、このような考え方があることは間違いありません。そこで、自分はどうであったかとふり返って考えると、私はこの考えに反対でした。新商品開発に関係していた経歴からすると、常にメモ帳を用意していて、思いついたアイデアは即座に書き留めるようにしていたと言ってもおかしくな状況だったのですが、事実はその反対でした。

やや不遜な言い方になりますが、私は自分の考えに自信をもっていて、考えれば、考えは次々出てくると思っていたようです。これは考えることの内容にもよるとも言えます。新製品の内部の構造などを、あれこれ考えるので、考えれば次々案が出てくると思っていたのです。

しかし、残念ながら案は次々出てくるが内容は同じようなもので、進歩がありません。毎晩、同じことを同じように考えて、画期的なものは出てこないという状態だったのです。これに対抗して、「途中からは考えない。ものごとの最初から手を抜かずに一つ一つを真面目に考えて行くようにする」のですが、画期的なものは滅多に出てこないのです。

近頃、テレビドラマで新製品開発の話がよく出てくるように思います。以前に自分がしていたことに似た状況が現れますので、それに関連してあれこれ考えます。それに引っ張られて、自分がしていたことも思い出すのですが、今や、すべて遠い昔のことです。

私が発明をしていたのは35歳くらいの時です。もう50年くらいも前のことになります。その後、商品開発のために身につけた「特許に関する知識」を使って仕事をしていた時もありますので、新製品開発には今も興味があります。

興味はありますが、自分自身が商品開発から離れたのは何十年も前のことです。どのような離れ方をしたか。これは重要なことです。個人の興味ということからすると、新しい「もの」や「事」を考えるのはたいへん面白い仕事です。普通は自分から離れていくのは難しいことです

そこで、私が採った方法は、自分一人の判断では事業を進めないことです。誰か自分が費用負担してこの開発を進めるという人がいない限り前に進めないことでした。これは 正しい方法であったと考えてよいようです。結果がよかったと言えると思うからです。

しかし、まだ現在進行中です。こうであったと言うのは控えたほうがよいようです。いろいろ経験を積んできましたが、まだ未熟な存在であると言うべきだと考えています。したがって、自分一人の判断では前に進めないという考え方が正しいのかどうか、分からないと思っています。

ただ、言えることは、このようにしてきたから大きい失敗はしなかったようです。その代わり、大きい成功も少ないです。自分が費用負担をして、全責任を負ってこの開発を進めるという強力な人が居られた時にだけ、前に進み、それなりの成果が残っているというのが実情です。

商品開発は好きだったが、そして、熱心に取り組んだ時もあったが、発明にこだわらず「発明以外のこと」も考える生活をしてきて、それはそれでよかったと言うのが現在の心境です。

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