JR一筆書きの旅
~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 186~
JR有楽町駅から東京駅までの運賃140円だけで、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を制覇しちゃいました。非合法なキセル乗車なんかじゃありませんよ。JRの駅員さんにも堂々と申告出来る合法的な方法で、です。
有楽町駅から東京駅は山手線でわずか2分、運賃140円ですが、「大回り」という乗り方があります。経路が重複せず、一筆書きの経路であれば、同じ値段(140円)で「大回り」して何時間でも電車に乗れるのです。こんな乗り方をモノ好きな人たちは「JR一筆書きの旅」と呼びます。
「JR一筆書きの旅」は、実際に乗る経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車できるという、ルールを逆手にとった遊び方。まぁ、たった1駅を移動するために遠回りに挑む、究極のヒマ潰し(← 我が妻の言葉)とも言いますが…。
さて、今回の「JR一筆書きの旅」ですが、モノ好きな仲間2人とともに、有楽町発14時30分から東京着18時30分までの約4時間の長旅にチャレンジしました。経路は以下の通り。
有楽町 → (山手線) → 新橋 → (東海道線) → 川崎 → (南武線) → 府中本町 → (武蔵野線) → 南船橋 → (京葉線) → 東京
最も大変だったのは、府中本町から南船橋までの武蔵野線区間。この区間の乗車時間は1時間30分と最長。そのため、座り続けて腰が痛くなってしまいました。幸い、仲間3人の旅でしたので、次回の旅企画などを語り合いながら気分を紛らわすことが出来たのが救いでしたが。言い換えれば、腰痛との闘いこそが「JR一筆書きの旅」の一番の醍醐味でもありました。
一方で、この武蔵野線での1時間30分の間、とても興味深い発見がありました。それは、乗車客で混みあう区間が見事にバラついていたこと。通常、都心から郊外へ向かう電車では、郊外になるに連れて段々電車は空いてきます。ところが武蔵野線ではそれがありません。
始発の府中本町ではガラガラだった電車が西国分寺でほぼ満員状態となり、新秋津や北朝霞にかけて段々ガラガラに。そして、武蔵浦和や南浦和で再び満員状態となり、南流山や新松戸にかけてガラガラに。最後は西船橋で3度目の満員状態。まるで呼吸しているかようにリズム感あふれる武蔵野線でした。
そして、もう1つの楽しみ。それは乗り換え駅でのエキナカ巡り。私は駅構内のエキナカ巡りが大好きで、今回も大いに期待していました。ところが、実際は失望の繰り返し。
東海道線から南武線に乗り換えた川崎駅構内だけは期待通りの立派なエキナカに驚きましたが、その後の府中本町や南船橋ではガッカリの連続。人は立ち食い蕎麦だけでは生きられません。甘いスイーツ系も必要です。エキナカが有名な立川や西国分寺でも降車するような工夫が必要だったかも知れません。
最後に、次回の目標で締めます。次は、同じ140円で、もっと大回りして関東1都6県の完全制覇を目指します。今回の1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)に加えて、北関東の3県、群馬、栃木、茨城を回ってみようかと計画中。当然、もっともっとローカル色が強くなりますから、乗り換え時間が長くなるなどして、おそらく3倍以上の時間を要するはずです。
究極のヒマ潰し(← 我が妻の言葉)への挑戦、まだまだ続けます。
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コメント
「3人寄ればモノ好きの知恵」
いやあ、りっぱです。お尻の忍耐力も。
しかし退屈であろう電車内や、乗り換えのエキナカでの観察力はさすが、と思うエッセイでした。
次回作も楽しみにしてます。
投稿: soji | 2018年10月15日 (月) 21時55分