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2018年7月19日 (木)

真夏の夜、土の中から這い出す生き物を喰らう

~ さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 184 ~

ちょうど今頃、暑い真夏の夜、土の中からモゾモゾ這い出してくる謎の生き物がいます。まるでB級ホラー映画に登場するゾンビのようですが、その正体はセミの幼虫。

土の中で数年を過ごしたセミの幼虫は、夏の夜に土中から出て来て羽化し、成虫となります。とっても長~い幼虫の期間に比べ、なんとも短い成虫の期間。たった数週間で恋して結婚して子孫を残さなければなりません。

セミの成虫は交尾して卵を産んだら役割完了。そう、繁殖だけがオトナの仕事。なんて忙しく儚い成虫の命でしょう。恋せよ、成虫。

さて、暑い夏の夜、「やっとオトナになって恋が出来るぞ!」と張り切って土の中から出てきた幼虫をオトナになる前に喰らっちゃう人々がいます。いわゆる「セミ喰い」。

古来から、少なからぬ有名人がセミ喰いでした。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「セミは味わい きわめて甘美なり」とセミ幼虫の美味しさを讃える言葉を残しています。アリストテレスは生物学者でもありましたから、彼の言葉には強い説得力がありますね。

また、ファーブル昆虫記で有名なファーブルもセミ幼虫を食べてます。オリーブオイル、塩、玉ねぎなどでソテーして食べたセミ幼虫を、「エビのような味」と記しています。さすがグルメの国 フランスで生まれ育ったファーブルです。

実は、何を隠そう、不肖私もセミ喰いの1人。アリストテレスやファーブルのように、後世に名を残す訳ではありませんが、真夏の夜、土の中から這い出す生き物を喰らってます。

私のセミ喰い方法は、チョコレートでコーティングしたセミチョコ。土の中から出たばかりのセミ幼虫を、再び、黒いチョコレートの中へ封じ込めます。チョコに包まれたセミの味わいはとってもビター&スイート、そして確かな歯ごたえ。

夏の夜、アリストテレスやファーブルも愛したセミ喰いを、あなたもいかがでしょう。

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コメント

苦節何年。ようやく日の目を見たと思ったセミの子を食べてしまうとは。いや、でも、とても栄養があるともとれますね。

「チョコに包まれたセミの味わいはとってもビター&スイート、そして確かな歯ごたえ」

この説明だけでは、物足りないですねえ。夏の間、大声で鳴き続けるセミを代弁するのですから、もっと詳しく教えて欲しいです。

「あなたもいかがでしょう」とおっしゃいますが、早くも骸(むくろ)を晒したセミが出始めました。この夏はすべてが早い。さすがにセミの死骸を食べる気にはなりません。お召し上がりになった暁には、ぜひ感想を聞かせてください。

投稿: soji | 2018年7月23日 (月) 21時19分

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