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2018年3月25日 (日)

脳のひらめき

~ おさむの鳥の目216

先に、「神経だけではなかった」という標題で、人体の中の情報伝達手段は神経だけではなく、身体の中の臓器がメッセージ物質を出すという方法で情報を発信しているということを書きました。そして、その時は、神経の方は常に繋がっていて、情報を伝達しているのだと考えていました。

ところが、NHKの「人体神秘の巨大ネットワーク」の「脳 ひらめきと記憶の正体」を見て、「神経は常に繋がっているのではない」ことを知りました。

NHKのこの人体シリーズは、司会がタモリさんと山中伸弥教授なのですが、この「脳 ひらめきと記憶の正体」の回には、ゲストとして芥川賞作家の又吉直樹さんが出演しておられました。そして、世界最高性能のMRIを使って又吉さんの脳を調べるというのです。

「つるつるやったら恥ずかしいですね」と又吉さんが言われました。多分、賢い人の脳は皺が多いという言葉が頭にあってのことでしょうが、現在では、脳はそういう形ではなく、繊維状の物が束ねられたタワシのような形に見えます。これは私が言うのではなく、番組の中で「タワシのような形」と書かれていました。

放送があったのが2月4日で、少し日が経っていますので、詳細は正確には覚えていないのですが、強く印象に残っているのは、上記「神経は常に繋がっているのではない」ということです。

どういうことかと言いますと、一つの神経細胞と次に繋がる神経細胞との間に狭い隙間があって、脳がひらめいたときに大量のメッセージ物質がその間を移動するという話でした。「どばっと出る」という表現であったことは鮮明に覚えています。

「脳がひらめく」ということを機械で物理的に知り得ることを示していると思いました。「どばっと」という言葉は、山中教授が感情を込めて言っておられました。この時、わたしは大変なことを教えてもらったと強く記憶に残りました。

私も、35歳から10年あまりの期間、発明家であったと言える時期がありましたので、「脳がひらめく」ということには強い関心を持っています。芥川賞作家やノーベル賞学者の名前が出てきた後に、自分のことを言い出すのは、誠に気が引けるのですが、アイデアを出すということに真剣に取り組んでいたことには違いないので、勇気を出して書かせていただきました。

そして、アイデアを出すとはどういうことであったか、昔を振り返って考え直しています。私の場合、多分、他の人と違っているのは、アイデアをメモしないことでした。考える内容が新製品、即ち「物」であって、その詳細はメモしなくても忘れないと思っていたからです。

毎晩、横になって考えるのですが、途中から考えることはしない。その都度、最初の部分から考えていく。もしも、昨日までと違った考えが出てくれば有難いのだがと思っていましたが、多くは同じことを考えているという状態だったと思います。

新しいアイデアを出すうまい方法はないかと考えていましたが、名案はなかったように思います。ただただ、一生懸命に考える以外ないというのが結論でした。

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コメント

一つの神経細胞と次に繋がる神経細胞との間に狭い隙間があって、脳がひらめいたときに大量のメッセージ物質がその間を移動する。

へー、と感心するしかありませんねえ。自分の脳内でもこんなことが行われているのかと。

新しいアイデアを出すうまい方法は、ただただ、一生懸命に考える以外ない。おっしゃるとおりかと存じます。強いて付け加えるなら、忘れずに、常に頭のどこかにアイデアを出すんだ、という命令を置いておく。アイデアが出るまでそれを継続する。そんなところでしょうか。

潜在意識に置いておけば、外部の刺激によってひょこっと顔を出す。アルキメデスしかりニュートンしかり。そしてひらめいたら大量のメッセージ物質がどばっと出るのですね。

私は最近、どうすれば継続できるかを考えておりますよ。

投稿: soji | 2018年3月27日 (火) 22時44分

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