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2017年9月19日 (火)

私は「ゆでガエル」

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 174 

「ゆでガエル」って言葉をお聞きになったことありますか?

 

「ゆで●●」と聞いて美味しそうな食べ物を想像したそこのアナタ、ブッブー不正解。「ゆでガエル」は「ゆで卵」や「ゆで豚」、「ゆで野菜」とは違い、とても食べられません。また、「ゆで太郎」のような蕎麦屋さんの名前でもありません。

 

「ゆでガエル」とは、最近、ビジネスマン向け講演会や雑誌記事に、頻繁に登場するようになったカエルのこと。カエルをグツグツ煮えたぎる熱湯に放り込むと驚いて飛び出しますが、冷たい水に入れゆっくり徐々に熱すると温度変化に気が付かず、やがてゆで上がって死んでしまうようなおバカなカエルの話です。

 

流行語に敏感なビジネス書作家やコンサルタントは、今の50代男性の会社人生を、こんな「ゆでガエル」に例えて揶揄してます。高度成長期の右肩上がりの豊かな時代に子ども時代を過ごし、大人になってからもバブル期に就職して、そのまま右肩上がりの経済成長の中で定年まで順調にいけると信じていた「ゆでガエル」世代。

 

一世代上で、なんとか定年まで逃げ切った団塊世代を見上げながら会社人生を送った今の50代も、「そのうち何とかなるさ、これまでがそうだったように」と安心・油断し切って何のアクションも起こしませんでした。

 

ところが、ふと周囲を見渡せば、職務等級制度導入や役職定年早期化などで雇用環境はじわじわと大激変。無事に逃げ切れた団塊世代とは大違い。このままでは安泰に定年を迎えることすら厳しい「ゆでガエル」になってしまいました、とサ。

 

さて、自己紹介が遅くなりましたが、私は50代男性、まさにそんな「ゆでガエル」世代のド真ん中。ですが、私はまったく悲観してません。その理由は、実際のカエルを良く知ってるから。

 

実際のカエルは、この「ゆでガエル」の例え話ほどおバカではありません。小賢しいビジネスコンサルタントや講演家などによって、いかにも生物実験結果であるかのように語られている「ゆでガエル」ですが、これは真っ赤な大ウソでエセ科学です。実際のカエルは温度変化にとても敏感。カエルを冷たい水に入れ徐々に熱したら真っ先に逃げ出し、決して「ゆでガエル」にはなりません。

 

カエルは環境変化に鈍感どころか、環境変化に対して非常に高い感受性と適応力を持ってます。その結果、カエルは地球上で最も多様性に富む生き物の1つとなっており、今でも毎年100種を超すカエルの新種が生物学の学術誌に発表されるほど。

 

世の「ゆでガエル」世代の皆さん、もっと自信を持ちましょう。小賢しいビジネスコンサルタントや講演家が言う「ゆでガエル」なんて大ウソです。カエルは環境の変化にとても敏感で、環境変化への高い適応力を持った生き物なのです。

 

「お前はゆでガエルだ」と言われたら、それは最上級の誉め言葉。「お前は環境変化に敏感で、周囲の環境激変にも見事に適応し、常に変化している」と言われたと理解しましょう。

 

江戸時代の有名な俳人も応援してます。

ゆでガエル

負けるな一茶

これにあり

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コメント

私が子供の頃、田舎で捕まえたアマガエル。駄菓子屋で買ってきたかき氷のカップに水を張って入れておきました。気が付いたらゆでガエル。可哀想なことをしました。
今にして思えば、熱くなっていく水がら必死に逃げようとしていたのかもしれません。小さかったので、飛び出す脚力が不足していたのでしょうね。

人間も一緒かも。飛び出すだけの力がない。変わりたいののに変われないんだと。

「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」

俳諧の巨匠、小林一茶。体は痩せてても、足だけは蛙のようにたくましかったとか。何でも、徘徊して鍛えていたようです。ハイカイだけにね。

ウソをついてしまいました。史実によると晩年、脳卒中で倒れ、半身不随になってしまったとのことです。

悲観する必要はありませんが、体だけには充分気をつけたいものですね。

投稿: soji | 2017年9月19日 (火) 23時44分

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