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2017年5月24日 (水)

京都水族館の雀

~ おさむの鳥の目206

表題がおかしい、と思われるでしょう。その通りです。京都水族館は雀を飼っていません。しかし、雀は居たのです。

「海から遠い京都に水族館?」と考える人も居るでしょう。技術の進んだ今の世に、まさか使用水量のほとんどを海から運んでいると考える人はいない。だとすると、海からの距離は関係ないはずなのに・・・、と私は考えていました。

ところが、「内陸型水族館」という言葉があり、京都水族館は国内最大の「内陸型水族館」であって、使用水量の90%に及ぶ必要海水はすべて人工海水で賄っているので有名という話を聞いて、京都水族館は例外で、やはり水族館は海に近いところに在るのが普通なのだと再認識しました。

ところで、私は動物園が好きです。これは書かなくても分かっていただけると思いますが、京都に水族館が出来て、京都水族館も好きと言わねばならなくなりました。年間パスポートを持っていて、ときどき行っていると書けばそれで十分でしょう。

そこで、今回は京都水族館について書くのですが、下手に頭を使うより、一般に説明されていることをそのまま書くと、以下の通りです。

館内は9つにゾーン分けされていて、

1・オオサンショウウオの展示が見られる「京の川ゾーン」
2・オットセイ、アザラシが間近で見られる「かいじゅうゾーン」
3・ペンギンを上からも下からも見られる「ペンギンゾーン」

4・日本の海をまるごと再現した「大水槽」
5・サンゴの海やタッチプールのある「海洋ゾーン」
6・工作や体験などができる「交流プラザ」

7・目玉のイルカショーが楽しめる「イルカスタジアム」
8・京都の生き物などの学習ゾーン「山紫水明ゾーン」
9・屋外展示で田んぼなど里山を再現した「京の里山ゾーン」

という訳で、見やすいよいに工夫されています。私自身は、何回も行くので、あまり館内の構造を知り過ぎないようにと、その都度、でたらめに見て歩きます。

先日、行った時は、歩き疲れたようなので、最後に、身体を休める意味もあって、入館したとき「京の川」の次に見た「オットセイ」と「アザラシ」の展示室へ行きました。ここはベンチがたくさんあって、館内で唯一弁当を食べてもよい場所になっているそうです。

そこのベンチに座って周りを見ていると、小学校低学年くらいの男の子が、何か小さい食べ物を床に投げています。すると、たくさんの雀が寄ってきて床の上の食べ物を啄ばみます。その場所は、どう見ても屋内なのですが、上の方の一部が開いているらしく、外部の雀が来ているのです。

すると、近くにいた、やっと歩けるようになった年齢の男の子が雀の群れに駆け寄ります。雀たちはいっせいに飛び立ちますが、すぐに元の場所に戻ります。その戻り方が非常に速いのに驚かされました。

雀たちは男の子の動きを見て、自分たちに全く危険はないと確信しているように見えました。雀が人間を馬鹿にしていると見えるのですが、その雀たちの判断の的確さに恐れ入ったという気持になり、水族館で思いがけない勉強をさせられたと、強く印象に残りました。これが標題に雀が入ってしまった理由です。

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コメント

動物園もそうですが、埼玉県に住む私としては、京都に水族館があるのは驚きです。人工海水なるものもすごいですね。そこに住んでいる魚や動物たちに、違和感はないのかな。まあ動物園でも、2世3世はジャングルやサバンナを知らないわけですし、何も考えてないのかもしれませんね。

さすが京都、と思わせるネーミングもステキです。
「京の川ゾーン」「山紫水明ゾーン」「京の里山ゾーン」
特に山紫水明ゾーンなんて、どのような演出が施されているんだろう。興味があります。

雀は、人間と共存しないと生きられないのだとか。だから山にはいずに、人里の中で、ぎりぎり人間のそばで暮らすのが習性と聞いたことがあります。小さな子供は自分たちに本気で危害を加えないと見切っているのでしょう。逆にそうした見切りの正確性が、いかにエサにありつけるか、生きていくための技術、もっとシビアに言えば生き残りの戦略、戦術となっていくんでしょうね。

水族館にうまく潜入出来た。そこでエサをくれる人間を発見した。しかし自分たちを脅かす子供もいる。子供を上手に避けられれば腹いっぱいエサを食べられるぞ。

今度、雀の姿をじっくり見てみてください。丸々太っていれば、それは雀の中のエリートなのかもしれません。

投稿: soji | 2017年5月27日 (土) 09時30分

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