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2017年3月

2017年3月25日 (土)

誰もが鑑定士 

~ soji の今日もワクワク 225  ~

sojiさんのエッセイを読み終えてしばらくしたら、「寒川神社の桜見」という神のお告げが聞こえたような……。

前々回の「夢でお会いしましょう」を読まれた、発想多彩ひろば運営者、さとうさんからメールをいただきました。不思議なことがあるものです(苦笑)。

そこで「岡田」ゆかりの地と、私が毎年訪れている江の島を合わせて巡るツアーを企画したところ、8人の申し込みがありました。

特にエッセイ仲間の坂もっちゃんからは、下見に行くならぜひ一緒に、と熱いメッセージが。ということで、去る土曜日に2人で行ってまいりました。

寒川神社を拝観してから「岡田」の交差点を経て歩くこと約40分。縄文時代の土器が多数発見された「岡田遺跡」にたどり着きます。

Photo

実は、この場所はツアーに入れるべきか迷っていたのです。大層な施設があるわけではなく、団地内の公園にプレートがポツンと立てられているだけ(下の写真、クリックすると拡大)。

Photo_10それでも私は、自分の遠い祖先たちがこの地で暮らしていたかと思うと、胸が熱くなりました。

その後江の島を下見し、ツアーの打上げ会場に設定した大船の居酒屋近くで2人。一杯やりながらの打合せです。見どころ満載の寒川神社と江の島に絞るため、岡田遺跡を割愛したい。

そう言う私に対し、日頃温厚な坂もっちゃんがその日は珍しく、強硬に異を唱えます。議論の末、私が折れたのはこの一言で した。

「誰も訪れない所に行って、その魅力を見つけ出すのが発想多彩ツアーの醍醐味ではないか」

もともとこのツアー、昨年末に私が見た夢から始まっています 。たわいもない話が広がり、結果的に何人もの人が自分も見てみたいと声をかけてくれました。しかし現実は、長々と歩かされたあげく、たどり着いたのはこんな所かと落胆させるようで、私はとても申し訳なく思ったのです。

それなのに、坂もっちゃんは楽しいと言ってくれました。遺跡、史跡の類はたいてい、昔日の面影もなく、現在ではたわいもないもの。

しかしたわいもない風景の中から自分なりに当時のイメージを広げる。遊んでみる。それが楽しいのだと。だから皆にも見せる価値があるのだと。

なるほど。人の発想は十人十色。いろいろな見方があるものだなあと、つくづく思いました。

東京12チャンネル「開運!なんでも鑑定団」。たまにしか観られませんが、私はこの番組が好きです。

陶器や掛け軸などの骨董。絵画、彫刻などの美術品。ブリキ玩具や スポーツグッズなどなど・・・プロの鑑定士に見てもらい、鑑定額を発表。

入手した金額と大きく違って歓喜に沸く者。がっくりと肩を落とす者。依頼者の表情はさまざまですが、いずれも人間臭く、観ていて飽きません。

父からの遺品が思わぬ高額で査定され、これを売って温泉に行きたいとはしゃぐ子供たちの姿も。父が大切にしていた遺品も、子供たちにとっては温泉旅行の方が勝ってしまうのですね。

貴重なものはもちろん、そうでないものにも価値を見出す人がいる。その理由を聞き理解することで、新しい発見がある。自分の価値観が広がります。

多士済々。いろいろな人がいます。自分と違う価値観を持っている他人は皆、鑑定士です。歳をとるとどうしても、気の合う仲間やYESマンをまわりに置きたくなる。しかし時には異を唱える人も必要です。それが、自分にとっての大切な鑑定士となるからです。

今回のツアー。私は、様々な鑑定士に出会いたいと思っております。

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2017年3月24日 (金)

太郎坊の井戸の今と今後

~ おさむの鳥の目204 ~

昨年9月に「太郎坊の井戸その後」という題のエッセイを書きました。「太郎坊の井戸」については以前に採り上げたことがありましたが、昨年、久しぶりにその地域に近づくと、様子が少し違っていると感じました。

庭に「太郎坊の井戸」という名前の井戸があった家が、取り壊されて改築される様子なのです。あわてて井戸はどうなっているのかと見ると、井戸自体は以前の位置にそのまま在り、井戸を覆う屋根も残っていました。

「太郎坊の井戸」については、3年前に書いたエッセイでは次のように説明しています。太郎坊の井戸は、ありふれた街角に並ぶ普通の民家の庭にあり、何の特徴もない井戸ですが、ただ、傍らに「太郎坊の井戸」と書いた石柱が立っています。しかし、それは、あまり人目を引くものではありません。

一方、「太郎坊」は、ちょっと有名な天狗の名前で、江戸時代の天狗番付では、一番は愛宕山・太郎坊、二番が比良山・次郎坊、その次が鞍馬山・僧正坊という風に書かれているということです。また、「是界(ぜかい)」という謡にも「太郎坊」の名前が出てきます。

昔、中国に是界(ぜかい)という大天狗がいて、威張っている仏教の僧侶を懲らしめていましたが、その是界坊が日本にやってきて、「比叡山の僧侶をやっつけよう」と日本の天狗に持ちかけます。その持ちかけられた相手が太郎坊でした。こう見ると、太郎坊は中国でも有名だったと言えそうですが、そうは言えません。「是界(ぜかい)」という謡は日本のものだからです。

そのことは別にして、太郎坊という天狗は有名ですが、「太郎坊の井戸」は地元でも知っている人は少なく、本当に無名の存在でした。ところが、今になって、急に目立つ形に変貌しました。

百年ほど経つ古い家屋が取り壊されて、その跡に鉄筋コンクリート4階建てのマンションが建てられました。建物は敷地の南寄りに建っていて、北側は、車が数台止る駐車スペースになっており、道路との間には、和風の風格のある塀が建てられました。

この塀は、瓦葺きの古風なもので、取り壊される前の旧家にあった塀と同じデザインです。鉄筋コンクリート4階建てのマンションとの取り合わせは意外なものですが、もちろん、「太郎坊の井戸」を意識したものと思われます。

塀の中ほどは、車の出入りのために広く開けてあり、塀の東部分の内側には、背の高い石の灯篭を含む、旧庭の一部が残されていて、塀と共に日本庭園の風情を残しています。塀の西部分の内側には、主題の「太郎坊の井戸」があり、昔からあった屋根が取り払われて、新しい白木の屋根が新設され、たいへん美しくなっています。

その「太郎坊の井戸」の在る部分の塀の外側には、二つの表示板が貼り付けられていて、一方には太郎坊の井戸」の説明が書かれています。そして、もう一方の表示板には、「with 太郎坊」という文字が大きく書かれています。多分、これがマンションの名称なのだろうと推察しています。

せっかく意味ありげな名前をつけられて、長年続いてきた井戸ですから、今後どうなるのかと気になっていたところ、現在は、上述のような形が確定し、今後、50年はこの形が保たれると、すこし安心しているところです。

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2017年3月20日 (月)

あぁ、聞き違い

~さかもっちゃんの知ったかぶりぶり 168~

あちこちで卒業式を見かける季節となりました。私には、卒業式を見るたび、赤面してしまうような恥ずかしい思い出があります。それは卒業式の定番歌「仰げば尊し」。

♪ 仰げば 尊し ワガシの恩

私が小学生だった頃、青森の卒業式ではお祝いの紅白まんじゅうが配られてました。卒業式と言えば紅白まんじゅう。子供心にとても楽しみにしていたものです。

そのため「我が師の恩」を「和菓子の恩」だと、ず~っと誤解。卒業式に配られる「まんじゅうの恩」に、私は中学校まで感謝し続けた次第。

こんな聞き違いって大きくなってから指摘されると、その衝撃たるや物凄いものがありますよね。聞き違いとは、かくもコワいものです。こんな恥ずかしい聞き違い、他にもいっぱい。

唱歌「ふるさと」の「♪ うさぎ追いし、かの山」を「うさぎ美味し、かの山」や、童謡「赤い靴」の「♪ 異人さんに連れられて」を「いい爺さんに連れられて」などは、まだまだ序の口。

極め付けは手遊び歌「アルプス一万尺」の「♪ アルプス一万尺 こやりの上でアルペン踊りをさあ踊りましょう」。「こやり」を「子ヤギ」と聞き違え、「アルプス一万尺 子ヤギの上でアルペン踊りをさあ踊りましょう」と歌ってました。

子ヤギの上でどうやったら踊れるのか、とっても不思議に思いながらも歌っていたことを思い出します。今、子ヤギの上で踊ったら動物虐待で訴えられてしまいますね。

歌詞ではありませんが、恥ずかしい聞き違いはまだまだあります。

例えば「カタメ打ち」。野球などで、1試合に3本以上のヒットを打つことを「固め打ち」と言いますが、私はバッターが片目で打つ「片目打ち」だと思ってました。「へぇ~、イチローって片目で打ってるんだ~」と。

次は、仕事場で言われた言葉。冬の寒い中、コートも着ずに外出しようとしたら、隣のオジサンが私の服装を上から下まで眺め回しながらニコニコ一言、「ウス汚ねぇ~」。

突然投げつけられた暴言にかなりムッとした私でしたが、そのオジサンは別に悪びれる様子もなく相変わらずニコニコ。オジサンの言葉、実は「薄着だねぇ~」でした。

最後は、出張帰りに最寄りの空港へ向かう際、妙齢の女性タクシー運転手さんから言われた言葉。「あなたと最後まで行きます」。

一瞬、ギョッとして自分の耳を疑った私。ドキドキしながらもう一度聞き返しました。

女性タクシー運転手さんの言葉、実は「ANAだと最後まで行きます」。私を乗せたそのタクシーは、空港敷地の一番奥のターミナルビルへと向かったのでした。

あぁ、聞き違い。

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2017年3月10日 (金)

身分証明書

~ わさくの悪知恵 199

皆さんは「公的に」自分を証明できる身分証明書(ID)をどれ位お持ちだろうか?

私の場合・・・・

見まわしてみると「マイナンバーカード」「運転免許証」「パスポート」があった。すべて写真付き身分証明書(Picture ID)だ。

大体外出する際、パスポート以外は持ち歩いていることになる。

何故こんな事を問いかけているかというと、先月仕事で少しビックリしたことがあったからだ。

それはある文書一式を公的認証取るべく近くの公証役場に行ったケースだ。

何度か足を運び必要な書類を揃え、これで認証をもらえると臨んだ日に思わぬ落とし穴が待っていた。

それは公証人に正式に申請する人物の「身分証明書」だった。申請自体は形式上法人の代表者がする形だが、登記上の役員にあたる人物が代理?申請するのが一般的かと思われる。

我がその代理人が、「公的な」該当証明書を全く持っていなかったのだ!

これは私のチェックミスでもあり、運転免許証くらい持っているだろうとタカをくくってしまった詰めの甘さでもある。

要するに、身分を証明すべく「写真付き身分証明書」を本人が持っていないのである。

運転免許証然り、マイナンバーカード/住基カード、パスポート(有効期限内の)、すべて持っていないという今時珍しい人物(40代後半)だ。

対処方法が1つだけあった。

「印鑑証明書」だ! 

早速本人に住居を置く管轄役所にて取って来てもらい、再度挑戦にてようやく公文書認証を受ける事ができた。

さすがに本人も今後このようなケースがあるとまずいと感じたか、印鑑証明を取ったその足でマイナンバーカードも申請をしてきたという。

私はつい先日、運転免許証の更新をして来た。今回の更新にあたり本籍地をいつ現在のところ(実家)に移行したか記憶が曖昧だったので、念のため必要とされる「住民票」を添付すべく取り寄せた。

知らなかったが、現在住民票はマイナンバーカードがあれば簡単にメジャーなコンビニ店舗にて入手できるのだ。(住基カードも可能だが、コンビニ発行手続登録が必要)

今後これらの「公的」身分証明書の提示をどれ位求められるかわからないが、今回の事もあり、各更新はしっかり行なっておこうと思った。

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2017年3月 4日 (土)

このブログを読むと視野が広がります

この「発想多彩ひろば」を運営している、創造システム研究所のさとう秀徳です。

ここは、主に次の4人の方が毎月エッセイを投稿してくれています。

「soji の今日もワクワク」

「おさむの鳥の目」

わさくの悪知恵」

「さかもっちゃんの知ったかぶりぶり」

一番長いsoji さんは224回、そろそろ19年です。一番短いさかもっちゃんでも167回、来月で14年たちます。

ところが、みなさんネタも意欲も衰えません。どころか、最近はsoji さんがコメントを付けるようになりました。ますます盛んです。

わたしはこのブログを毎回読むことで、文字通り多彩な刺激(ヒント、考え方、知識、情報)を得ています。読むたびに視野が広がっています。

皆さんに心からお勧めします。

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